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心療内科で「話しをする」ということ

日本にはキャバクラがあるから心療内科が流行らない

真実かどうかはわかりませんが、
そんな話を聞いたことがあります。

外国の方にはキャバクラというシステムが
とても不思議なようで、
あんなお金を払うのに女の子と話して
お酒を飲むだけなんて理解できない!
そうおっしゃる外国人も多いようです。

しかしながら、
この話すだけ(実際話すだけかどうかは置いといて)
というのが非常に重要な要素で、
人は話すことで心のつかえやストレスを
解き放すことができる
んですね。

まさしく「話すことは放すこと」なんです。

だからキャバクラで気持ち良く話すことも
精神的にはいいことですし、
居酒屋で息巻いて上司の愚痴を話すのも、
精神衛生上必要なことでもあるわけです。

ただ、相手も人間ですから、
自分の言いたいことを遮られたり、
逆に聞き役に回らなければならない場合もあるでしょう。

自分の言いたいことを否定することなく、
そのままを受け止めてくれる。
それは、
やはり心療内科やカウンセラーといった職業の方たちです。

彼らは人の話を本当の意味で
「聴く」ことのできるプロフェッショナル。
「人の話を聴く」訓練を受けています。

もしあなたが人に言えないような悩みや
迷っていることがあれば、
一度お話ししてみるといいかもしれません。

名古屋にも新しい心療内科が開院予定です。
お酒は出ませんが、
きっとあなたの話にじっくり向き合ってくれると思いますよ。

 

心療内科医の重要な役割

現代社会で、私たちが抱える多くの病気の
最初の原因となると言われているのがストレスです。

体と心は深く結びついており、心のバランスが崩れることで、
免疫が低下して病気になりやすくなってしまいます。

心療内科医は体と心の関係性を重視し、症状を診断し、
改善に向かわせるようにサポートをしてくれます。

うつ病などの精神障害になると
心身症や、摂食障害などの症状が出てきますが、
患者自身や周囲の人が

「頑張りが足りない」
「気合が入ってない」

などと思ってしまうと、正しい対処ができなくなり
心も体もボロボロになってしまうことがあるのです。

心療内科医は身体的症状だけを見るのではなく、
心や精神の状態を見たり、
またその状況に至った背景や原因なども
患者とともに探っていく作業を行います。

そのためカウンセリングはとても大事で、
心療内科医にはカウンセリング術の習得が求められます。

誰にも言えない悩みや問題を聞いてくれ、
症状によって正しい処置をしてくれる心療内科医は
貴重な存在と言えるのです。